それは既存のプロレス団体にはなかったことで、ファンも新鮮なイメージでこの“藤原教室”に注目し興味を持った。今までそういったスパーリングはファンとしては見たことがなかったからだ。
UWFでは道場でやっていたスパーリングを、そのまま試合でやったのだ。
それまでのプロレスは試合では道場でやっていたこととはまったく違う“見せる”試合をやっていた。
ロープに飛ぶ。コーナーポストに上がる。場外で乱闘する。ドロップキックをする。その他もろもろのパフォーマンス…。
そういうことは道場の練習ではまったくやらない。UWFはそこの部分を大変革、改革したのだ。
ロープに飛んだりして“見せる”試合をしなくても、お客を満足さすことができると思ったのだ。
これが格闘技プロレスの出発点、原点になっていった。
この写真は“藤原教室”が終わってみんなでマットに両手をついて“御苦労さん”とお礼をするシーン。右には高田延彦、左に前田日明がいて、2人ともかすかに笑っているのがいい。
20年前の青春時代のワンシーンという言い方もできる。 |